「背が低い」は、言い訳にならない

オリンピック種目の中で、日本が強い競技は、日本を不利にするルール変更がよく起きます。

かつて、ノルディックスキー複合でジャンプの得意な荻原健司選手が活躍すると、ジャンプのポイントウエイトを下げるルール変更。
水泳背泳ぎの鈴木大地選手がバサロキックで優勝すると、ルール変更。
スキージャンプ競技でスキー板の長さを決める方法を変えてしまい、身長の低い日本選手に非常に不利になるルール変更。
などなど、日本が不利になるルール変更はいくらでもあります。

この原因は色々あると思いますが、多くのスポーツは西ヨーロッパとアメリカで支配しており、アジアやアフリカが強いというのは許せないのでしょう。
所詮ルールは自分たちに有利になるように決めるものですから、競技団体内での政治力が強くなければダメですね。
(ルールは公平にするためにあるものではありません、決められたルールでは公平にすべきですが)

レスリングもロシアやトルコ、日本などが強く、西ヨーロッパは強くない。
それが外された理由とも言われています。

ところで、今年の女子ジャンプで総合優勝を果たした、高梨沙羅さん。
試合後のインタビューでも堂々と、また飄々と答えるところが良いですねえ。

彼女の凄さは、身長152cmの小柄な体で大飛行してしまう、飛び出しのタイミングと技術です。
天性の勘の持ち主なのかも知れません。
ジャンプ競技に関して言えば、「背が低い」から世界と戦えないというのは、理由にならないようです。
ちなみにもうひとりのサラ選手は173cmです。
男子選手も頑張ってほしいですね。

沙羅さんは、来年のソチオリンピックで大いに期待できます。
ただしルール変更がない限り。

今年の沙羅さんは強すぎた・・・。

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