1:あなたの置かれている状況を正しく理解していただきます

まず、あなたの現状をお聞かせください。ゆっくり、詳しく、伺います。
そして問題点を整理していきます。

その中で、「これからどうなってしまうのだろう・・・」といった不安をひとつひとつ解消していきます。
返済が滞ったら、自宅が差し押さえられたら、財産は全部なくなってしまうのか、などなど。
実はすぐにそんなことは起きないのですが、先が見えないから、不安になると思います。
現状を冷静に見つめると対処法が見えてきます。
すると不安から解放され、やる気が戻ってきます。

3期分の決算報告書と、できれば直近の試算表もご用意ください。
そこに書かれている数字の意味を分かりやすくご説明します。
そして、どうしてその数字になったかの経緯を伺います。

ほとんどの税理士さんは、決算書を作ってくれて説明もしてくださいますが、理解が難しい部分もあると思います。
そこで、現状を正確に把握するために、事業再生コンサルタントならではの、分かりやすい説明をさせていただきます。

事業再生は、まず、自分を、自社を、知ることから始まります。

2:とりあえずピンチから脱出する

・銀行と交渉して返済額を減額する
・手形を回収して倒産を回避する
・自宅を競売から守る
などを行います。

「えっ、そんなことできるの?銀行だって支払先だって、今まで待ってくれなかったけど」と思いますよね。
でも、ビジネス上の付き合いでは、「経済合理性」という考え方が働きます。

あなたが支払えるうちは、相手も、もちろん、全額支払ってほしいと思っています。
でも、倒産してしまったら、1銭も回収できなくなります。
そこで、合理的に考えます。
「しかたない、返せるだけでも、返してもらおう」と考え方を変えるのですね。

ですから、あなたの現状を今までのようにあいまいに、ではなく、危険な状態であること、そして再生の可能性があることを、的確に銀行や支払先に説明しなくてはなりません。
また、返済を待っていただくのですから、今後の支払についても、確実に返済できる内容で約束を取り決めなければなりません。

リーマンショック(2008年9月)以降、国をあげて中小企業を守ろうという姿勢になっています。
金融庁は全国の銀行に対し、「中小企業の相談には必ずのってあげなさい」という主旨の通達をだしています。
私もお客様と共によく金融機関に行って、交渉をしますが、最近は随分やりやすくなりました。

3:事業を黒字化する

ピンチから脱出して精神的に余裕が出たところで、事業の黒字化を目指します。
返済を待ってもらっている間に、好転させなければなりませんので、できるだけ短期間で行う必要があります。
事業の見直し、赤字部門の切り分け、新規顧客の開拓、営業力UPなどを行いますが、御社の事情を考慮して、実践できる内容で提案いたします。

上記、1・2は弁護士さん・税理士さんでも、ご存知の方がまれにいらっしゃいますが、この3の部分は、コンサルタントの領域ですので、弁護士さん・税理士さんでは、なかなかアドバイスが難しいと思います。
事業再生に取り組む場合は、それぞれの得意分野がありますので、弁護士さん・税理士さん・事業再生コンサルタントの3名が揃っていると心強いと思います。

窮地を脱して、黒字化した御社は、生まれ変わっているはずです。
危機を社員一丸となって乗り切った経験が御社を「黒字体質の企業」に変えているはずです。

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